マンタインサーフ攻略研究12 マスターコースにおける実践値重視の技選択
ポケモンUSUMのミニゲーム「マンタインサーフ」における技選択の考え方の中で、特にマスターコースで有用な考え方について書いておく。
この記事では以下の略称を使うことがある。
ス・・・スターミー
ア・・・アシレーヌ
ラ・・・ランターン
コ・・・コイキング
ギ・・・ギャラドス
また、具体的なスコアの計算については、以下のGoogleスプレッドシート(シート1~6)に記載したので、詳しく知りたい場合はこちらも参照するとよい。
<波の高さとジャンプ数の想定>
まず前提として、マスターコースで赤ジャンプできる回数と、そのときの波の高さを整理すると
・開幕低波・・・1~3
・高波・・・4、頑張れば5
・中波で1回跳んだ後、低波で4~5(6回跳べることもあるが、稀なので今回は無視する)
・最後の中波で1回跳んだ後、2回跳んでゴール
となることが多い。
<理論値と実践値>
例えば、開幕の低波では、3回跳べる前提なら、
スス→アラ→スア
と技を使えば点数が高くなり、最後がアシレーヌで終わる順としては、理論値と言える。(シート1)
しかし、その低波で何回跳べるかは事前にはわからない。
例えば2回しか跳べなかった場合、2回目のジャンプでこれが低波最後だと気付けても
スス→アア
という技選択になり、これはあまり点数が高くない。
そこで、開幕の技選択を、
アス→ラア→スア
と想定しておくとどうなるだろうか。
このパターンだと、2回しか跳べなかった場合に、
アス→ラア
という技選択になり、これは理論値の技選択のときより点数が高く、次の高波も自然に点数の高い技(スラ)から始められる。
3回跳べた場合でも、点数は理論値と大して変わらない。
それぞれの技チャートの2回跳びと3回跳びの点数の平均を比べると、後者の方が高くなる。
つまり、開幕で跳べる回数が2回か3回のどちらかわからないとき、いずれの場合も安定して高めの点数が出る後者の技チャートの方が、実践値は高いと言える。
このように、理論値ではなく実践値を重視するとき、開幕以外の部分について、マスターコースでの技選択はどうするのがよいだろうか。
<高波5回目の技選択>
例えば、高波をラスから始めたとき、その高波5回目のジャンプでは、技を順番通りに出すとアラになるが、これをスラに変えてもその時点での点数はほぼ変わらない。
ここでの技選択は、次の低波(4~5回と想定)にどう影響するだろうか。
実際に計算してみると、次の低波で跳べる回数が4回でも5回でも、高波5回目の技はスラにしておいた方が点数は高くなる。なお、低波最後の技選択は、次の高波をラスかスラから始められるように、アシレーヌで終わらせている。(シート2)
同様に、高波をスラから始めた場合、その高波4回目のスラの後、次の高波5回目はアスとラスのどちらが良いだろうか。
実際に計算してみると、次の低波が4回でも5回でも、高波5回目の技はラスのほうが良いと言える。(シート3)
つまり、高波最後の技選択では、アシレーヌを使わず、ラスかスラにしておくと良さそうだ。なお、どちらのパターンも実践値としてはほぼ同じくらいになっている。
<コイキングのタイミング>
コース中、一度だけ使うコイキングとギャラドスは、どういうタイミングで使うのが良いだろうか。
まず、高波5回目の技選択のパターンごとに、次の低波でコイキングを絡めた場合の合計点数を比較してみた。(シート4)
状況ごとに実践値の高いパターンをまとめると
・高波4がラスのとき→高波5アラ
・高波4がスラのとき→高波5ラス
のパターンを使うのが良さそうだ。
後者の方が実践値は上なので、コイキングはなるべく高波がラスで終わった後の低波で使いたい。
<高波コイキング>
高波4回目がラスのとき
高波5 コラ
中波 アギ
低波 スア
とすれば、一番点数は高くなりやすい。(シート5)
これは、ギャラドスを使うジャンプがアギとなり、アシレーヌを先に使ったことで、次の低波最初のジャンプを高得点なスアから始められるためで、コイキングを使うタイミングとしては一番理想的だと思われる。
ただ、実際には
・高波5回目のランターンがいつも最大得点になるとは限らず、点数が低いと次のギャラドスの点数も低くなり、影響が大きい。
・コイキングをランターンと組み合わせるため、コマンドも低波のときとは変えなければならない。(個人的には元々50点妥協コマンドなので変えなくても出せるが、猶予はなくなる)
など難しい部分もある。
使える状況は限られるが、点数自体は高いので、安定させられれば使う価値はあるだろう。
<ゴール前の高波5回目>
コース最後の高波で、高波4回目がラスのとき、5回目はアラとスラどちらがよいか。
また、高波4回目がスラのとき、5回目はアスとラスどちらがよいかも計算した。(シート6)
いずれの場合も、やはり高波最後の技選択ではアシレーヌを使わない方が良いようだ。
<まとめ>
・高波最後ではアシレーヌを使わず、ラスかスラにする。
・できれば、高波4がラスのとき、高波5でコイキングを使う。