FF9 レベル上げ効率比較

FF9で、経験値稼ぎを複数の方法で行い、それぞれの方法でかかった時間や利点を比べてみた。

条件

・育成するキャラ以外の3人をウイルス状態にする。
・育成するキャラにアビリティ「レベルアップ」をつける。
・育成するキャラ1人が、レベル1から99まで上がるのにかかる時間を比較する。(必要経験値は約660万)
・アビリティなどを整えた上で、一度その方法を試し、慣れてから時間を計測する。
・PS1でプレイする。(機種やバージョン次第ではこれより早くなると思われる。)

1.グランドドラゴン狩り・・・約2時間30分
ポーポス高原の平野でグランドドラゴンを倒す。倒し方は、クイナのレベル5デスを使った。
状況次第では「ぬすむ」によるアイテム稼ぎや、盗むの回数稼ぎ(盗賊の証の威力強化)を兼ねてもよいだろう。ちなみに先制攻撃は発生しないようだ。

2.ベヒーモス&スティルヴ狩り・・・約1時間50分
記憶の場所の「ガイアの産声」もしくは「最上層への階段」で、ベヒーモスとスティルヴを倒す。倒し方は、どちらもマサムネ装備のジタンによる刀魂放気(死の宣告)で倒した。
他の場所でも同じ敵が出てくるが、エンカウント率は少し低いようだ。スティルヴには先制攻撃が発生するが、ベヒーモスに対しては発生しなかった。
死の宣告のカウントが0の状態で敵が行動をしていると時間がかかるので、こちらの行動でうまく妨害しながら、敵の行動前にカウントを0にし、時間短縮を図りたい。その際、白魔法ジュエルで原石稼ぎを兼ねることもできるし、盗むの稼ぎもある程度は可能だ。

ちなみに、タイミングがシビアだが、死の宣告のカウントが0になった直後あたりで盗めば、ベヒーモス相手でもメテオカウンターはされないようだ。余談だが、似たようなタイミングで「たべる」を使うと、本来食べられるはずだが、「食べられそうにないアルよ!」というメッセージを見ることもできた。

3.ヤーン狩り・・・約1時間20分
バイル島でヤーンを倒す。倒し方は、基本的にダガーの召喚オーディン(確率最大になるよう原石も大量に所持)を使い、敵が1体の状況ではマサムネ刀魂放気も併用した。また、育成キャラ以外はレベル99のキャラを使った。
敵が強い上、稀に育成キャラをウイルス状態にしてくることもあったりして、一番面倒な方法ではある。しかし、ダガー戦闘不能などですぐに倒すのが困難な状況になったら、その戦闘は時間的に割に合わないと考え、「とんずら」で逃げれていれば全滅に至るようなことはまず無かった。それに、逃げることになった戦闘自体が、1キャラのレベル上げにつき1度あるかないかという程度だった。
もちろん他の方法と違って戦闘の流れが安定したものにはならない上、逃げたりした戦闘の時間は丸々無駄になるわけだが、それを織り込んでも時間的には一番早かった。

また、ヤーンとの戦闘では青魔法「夜」(敵味方全体を眠らせる魔法)が有効だ。しかし、初めは使ってみてはいたものの、結局使わなくなってしまった。理由としては、
・この魔法を使うのに時間がかかる。
・すぐにオーディンで倒せれば意味がないし、オーディンの成功率も高い。
オーディン失敗後のカウンター「はないき」はダガーに来るので、育成キャラは安全である。
・ジタン、ダガー、育成キャラの3人は必要だと考えたとき、残りの一人はクイナよりも「先制攻撃率アップ」を持つフライヤのほうが優先度は高いと思ったので、クイナかフライヤを育てる場合でない限り、そもそもクイナをパーティに入れる余裕がない。

ヤーンとより安全に戦いたいなら夜も有効だが、早くレベルを上げるだけなら使わなくてもよさそうだ。

時間以外の利点の比較
レベル上げにかかる時間だけを見るとヤーン狩りが一番早いのだが、他の方法にも利点がないわけではない。

グランドドラゴン狩りに関しては、作業としては単純で楽な上、こちらがまだ弱いうちでも比較的安定して狩れるので、最初の育成手段としては適しているだろう。また、竜技「竜の紋章」の威力強化を兼ねられるというのも、他の方法にはない利点だ。

ベヒーモス&スティルヴ狩りでは、1人のキャラ育成につき原石を99個稼ぐことも可能だ。原石稼ぎだけを集中的に行う場合(弱い敵相手にジュエル連発)にかかる時間は20分強といったところなので、その分の稼ぎを同時にできていると考えれば、ヤーン狩りとの効率差は10分弱とみなすことができる。盗みの稼ぎもメリットに加えるならば、時間効率的にはヤーン狩りとそこまで大差はないと言えよう。