FF9 PS版とHD版の細かな違い
FF9のPS版とHD版(スマホ、PC、PS4向けHDリマスター)との違いのうち、ここでは公式にはあまり言及されないようなものをいくつか列挙する。
HD版はPS版と比べて
・エンカウント率が下がった
局所的か全体的かは分からないが、エンカなしモードとは関係なく、エンカ率が下がっているようだ。(細かい検証はしていない)
・ロード時間が減った
おそらく有名だが、公式にはあまり書かれていないようだ。
マップやカードゲームの読み込みの速さ(というよりPS版での元々の遅さ)が特に顕著。戦闘も一瞬で始まるわけではないが、それでもPS版より早い上に、戦闘開始前の演出を省略する設定もある。
・名前決めの画面が一新された
キャラクターの画像や簡単なプロフィールが出てくるほか、名前に使える文字が増え、漢字も使えるようになった。
・ディスク間セーブがなくなった
PS版でのディスク終了にあたるタイミングで、当然ディスク交換はなく、セーブ画面も現れず、一瞬で次の場面に進む。
少し間を置かないと、物語の展開的に不自然に見えることも多いと思う。
やけに展開が早いと思ったら、ここは本来ディスク交換の場面だったんだと脳内補完されたい。
・最初に説明が入る
ゲーム冒頭での初操作時や初戦闘時のほか、カードの初対戦時もチュートリアルが入るようになった。
・一部ミニゲームの難易度が下がった
特にチャンバラについて、PS版ではかなりの高難易度だが、HD版ではパーフェクトも楽だったという報告が多い。
・カード(クアッドミスト)関連の変化
コレクターズレベルを決めるポイントの計算式が、PS版では「種類×10」で算出していたところが、HD版では「枚数×10」になった。(同じカード100枚でも最低1000p)
また、カードの絵柄も一部刷新された。
・マーカスとエーコの成長ボーナス関連の変化
元々PS版からおかしかったが、更におかしくなったようだ。細かい検証は他にしている方がいるようなので、そちらをご参照ください。
・色々なアイコンが変わった
キャラアイコンは、ムービー中で使われるポリゴンをそのまま使うようになった?
フィールアイコン(何か見つけた時の「!」や「?」)が、調べられる物や人の全てに出るようになり、カード対戦できる相手にはカードのアイコンも表示されるようになった。
装備画面の「ぶき」「あたま」などの表示も、武器や頭を表すアイコンになった。(海外PS版準拠?)
・ファイナルアタック時のHP表記
戦闘の最後に攻撃してくる相手(ベアトリクスやマリリスなど)との戦闘で、最後の攻撃を受けたとき、こちらの名前やHPなどの表示が消え、残りHPを確認することができなくなった。
・方向キーが特定の方向に押され続けるバグ
特にPC版でこのバグは頻発したようだが、アップデートで修正された?
・半透明の表現がなくなった
雨の表現やアルテマウエポンの刀身など、透けていたものが透けなくなった。
これは普通のポリゴン限定で、ムービーは関係ない。
・SE(効果音)が変わった
基本的にSEは全て変わったようだが、特に気になった点は以下の通り。
こちらの通常攻撃を回避されたときの音が削除され、命中時と同じ音に差し替えられた。
カードに負けて自分のカードを奪われるときの音も削除され、自分が奪うときの汎用SEに差し替えられた。
リフレクで魔法を反射したとき、反射エフェクトは出るが反射音が削除されていて、反射エフェクトと同時に魔法のSEが鳴り始める。
フライヤのジャンプでの攻撃後(降りてきたあと)に、ジャンプで飛び立つ時の音が入る。
また、ここからは主観も入るが、
BGMと比べて、SEの音量が全体的に大きい。
SEの出来も全体的にチープなものが多い。
この他にも、戦闘突入時のエフェクトや、文字のフォントや大きさ、レイアウトなど細かな変更がある。
もちろん、今後アップデートで変わるものもあるかもしれない。